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RPF

RPFとは

Refuse derived paper and plastics densified Fuelの略称であり、廃紙(古紙)、廃プラスチック由来の高密度化された燃料という意味です。マテリアルリサイクル困難な古紙及び廃プラスチック類を主原料とした高品位の固形燃料のことです。
(日本RPF工業会HPより出典)

柏崎工場及びフジ・エンバイロにおけるRPF製造

当社において平成15年以来、近郊の工場や不二産業にて選別した廃プラスチック・紙くず・木くず・繊維くずを破砕し、圧縮成形した後冷却しRPFを製造しています。RPFは、製紙工場等のユーザーに販売し、ボイラー燃料として利用されています。その為、RPFには熱量・灰分・塩素分等の品質の規格があります。熱量は約25000kJ/kg (6000kcal/kg)あります。
当社のRPFはJIS規格の認証(RPF-A)を認証しており、品質の安定を保証しております。

RPFの製造フロー

Step.1 原材料の投入

原材料を破砕機へ投入します。原材料は廃プラスチック類、木くず、紙くず、繊維くずです。

Step.2 混合

破砕後、破砕物を混合します。

Step.3 圧縮成形

混合物を圧縮し、固形物として成形します。

Step.4 完成

成形後は高温のため、冷却を行って完成です。

RPF役立ち話

◎もとの姿がわからない
当社にはよく排出事業者様が見学にお越しになります。そして、RPFは一般的に世の中に出回るものではないので、「初めて見た」と言う方が大半です。
 
ご覧になられて皆さま一様に言われる感想が、「もとの姿がわからない」です。RPFのこの「もとの姿がわからない」という性質のため、当社に委託されている排出事業者様も多くおり、当社においても機密文書・フィルム等の処理に用いております。
 
◎RPFは環境にいい
RPFはもともと焼却して捨てられる材料で製造されており、石炭や石油の代替燃料として使われています。本来使用されるはずだった化石燃料を使用せずに済むため、石炭と比較して約33%CO2削減効果があります。
 

RPFにむくもの、むかないもの

RPFは固形燃料として使用するため、原料に向くプラスチックと向かないものがあります。
 
主にRPFに利用されているのはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)であり塩素を含まず、熱により溶ける種類の物です。塩素を含む塩化ビニール(PVC)は原料になりません(塩ビ管は塩ビ原料として再生できます)。また、FRP(強化繊維プラスチック)も不燃物のガラスを多量に含む為、原料になりません。更に、雑多なプラスチックで原料が不明なものも向きません。
 
ぱっと見ただけではプラスチックの種類は分かりませんので、不明のものはお問合せください。サンプルを頂ければRPF化できるかどうかお調べいたします。

◎PRF原料にむくもの

PP・PE・PSなど塩素分が入ってなく不燃分も入っていないもの
(例)
ビニール袋、買い物袋、養生用ビニールなどプラスチック系梱包用品
荷物梱包用ストレッチフィルム
発泡スチロール、畳の建材床、プラスチック断熱材、緩衝材

×PRF原料にむかいないもの

塩ビ製品や金属、不燃物が混ざっているもの。熱を加えても溶けないもの。
(例)
塩ビ管、ホース類、ゴム手袋、デスクマット、点滴チューブ
ビス、ヒンジ等がくっついているもの、金属をプラでおおっているもの
FRPや、不燃材の入っている家電系プラスチックなど
ウレタンや、エポキシなど硬く成形性のないもの
詳しくは当社担当までお問合せください。実物を確認いたします。

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