日本産業規格(JIS)認証取得
弊社柏崎工場および東港第三工場では、廃棄物由来の固形燃料であるRPF(Refuse derived paper and plastics densified Fuel:以下RPFという)を製造しています。このRPFはJIS規格の認証(RPF-A)を取得しております。この認証の取得は、新潟県で初めてとなります。
弊社では、製造工場や建設現場などから排出される廃プラスチック類・木くず・紙くず・繊維くずをRPFにする事業をしています。 このRPFは主に地元製造工場で発電燃料として利用されており、地元の廃材を再生して地元で再利用するという廃棄物の地産地消に貢献しています。
JIS認証取得にあたっては、熱量・水分・灰分・塩素分などの製品の基準をクリアすること及び社内の品質管理体制の整備が求められます。RPF-Aの基準は塩素分が0.3%以下とされています。RPFの塩素は燃焼した際に有害ガスの発生源になったり、ボイラーの内部を傷めたりする可能性があるので、塩素濃度の管理が非常に重要になります。
弊社には実に多くの種類の廃棄物が搬入されます。その廃棄物を一つ一つ専用の機械で塩素濃度の分析を行い、RPFに塩素が紛れ込むことを防ぎ、RPF-Aの基準をクリアしました。そのほかにも受入・選別・検査体制を整備し、厳格に管理することで高品質なRPFの安定的製造を確立しました。
廃棄物をめぐっては、中国の廃プラスチック類輸入規制を端緒とし、「 廃プラスチック類の行き場がない」「 焼却場の処分費が上がった」など、廃プラスチック類について国内で大きな混乱が続いています。そのため、最近では廃棄物由来であるRPFが脚光を浴びています。かねてより弊社では、廃プラスチック類を単純焼却や埋め立てに頼らず再生させることを続けてきました。これからはさらにRPFを高品質化することに注力し、RPFのユーザーに満足していただきたいと考えています。
RPF-Aの品質
品質\等級
| RPF-A
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高位発熱量 MJ/kg
| 25以上
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水分 質量分率(%)
| 5以下
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灰分 質量分率(%)
| 10以下
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全塩素分 質量分率(%)
| 0.3以下
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